「口ゴボ(ゴボ口)はキレイラインで治りますか?」
「口元のもっこりを治したいです」
「横顔をキレイに整えたいです。キレイラインでEラインは作れますか?」
「キレイラインで口元は引っ込められませんよね?ワイヤー矯正でないと難しいのでしょうか?」
といったお問い合わせを多くいただきます。
Eライン(エステティックラインの略)とは、鼻の先端から顎の先端までを結んだラインのことです。このライン上または内部に唇が収まると、横顔が美しく見えます。
Eラインよりも口唇が前突していると、口唇が閉じにくく口呼吸になりがちです。口が開いたままだと口内が乾燥しやすくなり、虫歯・歯周病・風邪などのリスクが高まります。
口ゴボは、顎の骨の位置や形態までトータルで診察する必要があります。場合によってはキレイラインのみならずワイヤー矯正でも治療が難しく、矯正歯科治療の範疇を超えて手術が必要なケースもあります。
「キレイラインではなく、ワイヤー矯正なら口ゴボは改善できるんですか?」
とのご質問をいただくことがありますが、口元を下げられるのはワイヤー矯正自体による治療効果ではなく、抜歯によって前歯を後ろに下げることで得られる結果です。
ここでは口ゴボの主な原因と治療方法をご紹介しますが、キレイライン矯正で口ゴボが改善されるかどうかは実際に顔貌と口腔内を確認しなければ判断が難しいため、まずは提携クリニック様まで初回検診にお越しいただき、医師の見解をお聞きいただくことをお勧めいたします。
キレイライン矯正は、「健康な歯をできる限り抜かない」治療方針をとっていますが、抜歯を伴うコンビネーション治療に対応している提携クリニック様もあります。
強くご要望される場合には、お近くに対応の提携クリニック様があるかお調べしますので、ぜひキレイラインサポートまでお問い合わせください。
※コンビネーション治療はキレイライン矯正による治療の一環ではなく、 クリニックによる治療です。治療に関する詳細はクリニックへお問い合わせください。
【歯列が原因で口元が突出している場合】
キレイラインは矯正歯科治療のため、顎や骨格の調整には対応できません。しかし、出っ歯、また歯が斜めに伸びているなど歯列による原因で口元が突出している場合は、治療により改善が見込めます。
出っ歯(上顎前突)の矯正治療につきましては、公式ブログ記事も併せてご参照ください。
▼公式ブログ記事
「出っ歯もキレイライン矯正で治る?知りたい情報をまとめました」
【上顎骨の突出によるガミースマイルが原因の場合】
ガミースマイルが原因の場合もあります。
ガミースマイルにもいくつか原因がありますが、上顎骨の突出によるガミースマイルの場合、スクリューインプラントと口腔内用ゴムを併用する方法で突出感を圧下により改善することによって、3mm程度のガミースマイルまで改善が可能です。
【下顎骨が原因の場合】
下顎骨の引っ込みによって相対的に突出感があるように見える場合は、下顎の位置を変えないまま上顎のみを引っ込める治療を行うと、上下がアンバランスになってしまいます。
この場合はコンビネーション治療による全顎的な矯正歯科治療により、引っ込んだ下顎の位置を改善することが必要です。顎関節症を併発しているケースが多いため、その予防効果も期待できます。
【アデノイド顔貌の場合】
鼻の下部分の骨が斜めに伸びている場合やアデノイド顔貌の場合は、外科的手術が必要な可能性があります。症状により抜歯を伴うコンビネーション治療で対応可能な場合もありますが、歯科領域で治るかどうかに関しての回答が難しく、初回診療時を含め、言及できかねることがあります。